~配合次第では相当な大物誕生も?~タリスマニック

 

今年、初年度産駒が1歳を迎える種牡馬の中で、特に注目しているのがタリスマニックです。本馬は大種牡馬シングスピール

•Sadler's Wells系
•母方にHaloを持つ

•近親に東京芝2400mのG1で実績のある馬がいる
といった点で共通しています。

シングスピールはスピードを帯びたSadler's Wells系の典型例で、日本を拠点に種牡馬生活を送っていたらもっと大物が出ていたのではないかとか思わせてくれるほど日本に適性がありました。シングスピール産駒のアサクサデンエン安田記念を勝ちましたし、ローエングリンはG1こそ取れませんでしたが彼の産駒のロゴタイプがG1を3勝しています。

 

タリスマニック産駒は父と姿形がよく似ていますので、タリスマニック自身が「芝の中距離で先行して、直線を向いたら逃げ馬を軽々競り落とし、最後は二枚腰で後続の追い上げを凌ぐ」というレース運びを得意としていたように、産駒もスピードの持続力を活かして同じような競馬をしてくれそうなイメージです。

 

配合としてはサンデー系、その中でも少しアメリカンな血も入っていてスピードの下支えがある繁殖と合いそうです。

まだまだ先の話になるのでしょうけれど、個人的にはソフトフルートとの子どもとか見てみたいですね。