2021年皐月賞 予想

中山11R 皐月賞
レース全体の予想:「最も速い馬が勝つ」という格言があるレース。「速い」というのをどう解釈するかは人によって見解が分かれるところではあるが、このレースで好走した馬はクラシック終了後マイル路線で活躍することが多いことから、「スピードと機動力を持っていること」=「速い」だと自分なりに解釈している。また、中山芝2000mはRobertの血を持つ馬が好走しやすく、かなり信頼できる。
以上のことを踏まえると、予想のポイントは以下の通りとなる。
・小回りなので、先行できるスピードと機動力が必要。
・Robertの血を持つ馬を積極的に狙う。

◎エフフォーリア
○アドマイヤハダル
▲グラティアス
△ステラヴェローチェ、ヨーホーレイク、ヴィクティファルス、ワールドリバイバル、レッドベルオーブ

見解:
アドマイヤハダル  ルメール
牝系レベルA。母系はややスピードに欠けるも、ロードカナロアをつけることで補っている。母系にテスコボーイを持つロードカナロア産駒ということで、ステルヴィオのようなイメージ。ステルヴィオ自身は皐月賞で3着と僅差の4着であったものの、その後マイルCSを勝ったように、スピードがある。また、Lyphardのクロスを持っているので、トップスピードを持続させる能力が高く、早めに動いても直線で脚がなくなることはなさそう。

ステラヴェローチェ 吉田隼人
牝系レベルB。このレースにマッチしているとは言い難いが、Robert持ちなので抑える。

ヴィクティファルス 池添謙一
牝系レベルA。母はシルバーステートの半姉。同牝系にシックスセンスなどがいる。母の父がGalileoなので、ややスピードと機動力に欠くがRobertを持っているので抑える。

ヨーホーレイク  岩田望来
牝系レベルB。父ディープインパクト×母の父フレンチデピュティは中山芝2000mで好成績。兄弟が安定して活躍しているものの、決め手に欠くので勝ち負けはどうか…

エフフォーリア  横山武史
牝系レベルS。父はRobert系種牡馬エピファネイア。同牝系にはアドマイヤムーンスリープレスナイトなどがいてスピードに長けている。アドマイヤムーンのように好位から押し切る競馬ができるので、この舞台でも安定して力を発揮できそう。


ワールドリバイバル 菱田裕二
牝系レベルS。こちらも父がRobert系種牡馬エピファネイアで、同牝系にはディープインパクトレイデオロ、タリスマニックなどがいる。人気薄だが見せ場があっても驚かない。


ラティアス    M.デム
牝系レベルA。半姉レシステンシアは阪神ジュベナイルフィリーズをレコード勝ちし、桜花賞NHKマイルカップで2着。南米牝系の馬はキタサンブラックマカヒキサトノダイヤモンドなどが近年の皐月賞で好走している。

レッドベルオーブ  福永祐一
牝系レベルA。コントレイルと似た血統構成で、自身にマイル重賞勝ちの実績もあり。ディープインパクトの王道配合。直線が長くてワンターンのコースがベストだが、小回りのコーナー4つにも対応できそう。